音楽、出版業界の印税

音楽、出版業界の印税

印税とは利用者が対価として支払うロイヤルティーのことを指しますが、有名なものとして、音楽や出版などの著作物があります。

例えば、ライブやカラオケで楽曲が演奏された場合、その楽曲の著作者・著作権者に対して印税が支払われますが、これは著作者の持つ演奏権をコンサート主催者やカラオケ事業者が使用した事により発生した対価です。今回はそんな印税についてまとめてみました。

・本の印税

本の印税は一般的に10%前後と言われています。そしてその契約方法は大きく以下の2パターンがあります。

刷り部数契約

これは「本を発行した冊数分」の印税がもらえる契約のことです。そのため、たとえ本が1冊も売れなくても印税が入ってくることになります。

実売契約

もう1つがご存知、「実際に売れた冊数分」に対しての印税が入ってくる実売契約です。こちらは青天井の印税収入です。更に実売契約には「初版保証」という契約があります。

これは最初に何冊ぐらい本をするかということです。多くの本が初版4,000部くらいが一般的です。初版保証の印税金額は初版部数のざっくり50%程度と言われていますので、具体的に計算してみるとこんな感じです。

本の価格:2,000円

印税率:10%

初版部数:4,000冊

初版保証:50%

2000円×10%×4000冊×50%=400,000円となります。

たとえば、初版保証ではない期間ですと、2000円の本が1年に1万部売れれば、年間で200万円の印税が入ってきます。ちなみにワンピースの著者で知られる尾田栄一郎さんの印税収入はこちらの計算によると、

420円×3億部(累計)×10%=126億円

となります。。。とんでもないですね笑こちらにキャラクターグッズや映画や、原稿料などが加算されますので、大変な金額になることがわかります。

・カラオケの印税

一般的には、カラオケ印税は1回再生につき3~5円などと言われています。全国のカラオケ店の部屋の総計は約13万室ほどあり、さらにカラオケを置くスナック店などを含めれば、更に大きな数になります。作詞・作曲をした印税が1回4~5円と見積もって、各部屋1日1回だけでもこの曲が流れるとすると1日65万円ほどとなり、年間では2億4000万円ほどとなります。

1993年に220万枚を売り上げたTHE虎舞竜のCD『ロード』はインディーズレーベルからの発売だったため、作詞作曲を手がけた同バン ドのボーカル・高橋ジョージは、「1年後に約22億円もの印税収入があった」とテレビ番組で告白していることは有名です。

そして未だに、高橋ジョージさんのもとには年間1,200万円程度の印税が入るというから驚きです。ちなみにCDのアーティストがもらえる印税は1000円あたり9円ほどで作詞者、作曲者は17円程度と言われています。作詞、作曲を全て自身で手がけているアーティストのシングルを1,000円とすると1枚当たり43円、アルバムを3,000円とすると1枚当たり129円となります。

これに照らし合わせると

Mr.children

シングル総売上 約3,000万枚
アルバム総売上 約3,000万枚

印税 約50億円

B’z

シングル総売上 約3,500万枚
アルバム総売上 約4,500万枚

印税 約75億円

となります。これはもちろん推定ではありますが、恐るべき印税の力です。。ぜひ才能があれば印税の道を目指してみる価値は大いにありますね!