韓国の財閥

韓国の財閥

韓国では財閥の力がとても強く、韓国経済を良くも悪くも左右されてしまうほどです。

大韓航空は日本でもよく知られた航空会社でもあり、先日の「ナッツリターン」事件は日本でも大きなニュースになりました。

韓国財閥の傲慢さが経済に影響?

韓国には現代財閥、大宇財閥、三星財閥、LGグループ、SKグループなどの財閥10社による売上高は国内総生産の75%以上に及んでいます。

例えば2011年の財閥10社の売上高は946兆1000億ウォン(約66兆円)で、

その比率はサムスングループが21.9%現代・起亜自動車グループが12.6%、SKグループが11.7%、LGグループが9.0%、GSグループが5.4%、現代重工業グループが5.0%、ロッテグループが4.5%、ハンファグループが2.8%、韓進グループが1.9%、斗山グループが1.7%となっています。

見てのとおり、特に三星(サムスン)財閥と現代財閥系への依存が大きすぎるため、こういった財閥が傾くと韓国経済全体に影響してしまうため問題になっています。

サムスン1社が韓国証券取引全体の時価総額の約3割を占める

サムスン電子の株式時価総額は、韓国証券取引所全体の時価総額の2割から3割を占めます。また、入社希望ランキングでも財閥グループが上位を占めるなど、韓国では財閥系の企業に入社することが後の人生に大きな影響を与えるため、受験戦争も必死です。

しかし財閥にとって、後継者問題は実に大きな悩みでもあります。

特にこの1、2年、財閥グループの子息が道楽のような事業を開始し、それが同種事業を行う中小企業を圧迫しているという批判が高まりました。

頭を悩ます後継者問題と今後の成長

サムスングループの李健煕会長の一族が製パン・製菓事業やコーヒーショップを始めたことで「街の零細製パン業者を圧迫する」として強い批判を浴びたことがあります。

現在は財閥による道楽のような事業参入については規制を行ったこともあり、今ではなくなりましたが、有望な中小企業があれば、取引をしながら力を育てていくという発想が韓国企業にはありません。

圧倒的な資金力の差があるため、有力な企業があればすぐに買収してしまい、中小企業は育たないのです。韓国は大韓航空なども財閥も含めて「3代目」が多く、彼らは苦労せずに大きな力を受け継がれているため、経営能力などが疑問視されることが往々にしてあります。

そんな韓国財閥企業のあり方が今後注目されています。