好きな場所に住んで自由に働くということ

好きな場所に住んで自由に働くということ

「ノマド」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

ノマドとは英語で「遊牧民」のことを指しますが、これに転じて「オフィスを持たず、ネットやモバイルを駆使して様々な場所で仕事をする」といったワークスタイルの意味で使われるようになりました。

ノマドに憧れる人たち

満員電車や残業や無意味な接待とは無縁で、自由なノマドの働き方に憧れを抱く人も多いです。実際リクルートの調査ではおよそ60%以上の人がこのノマドとしての働き方をしてみたいという回答がありました。

本田直之さんが書いた「ノマドライフ」では仕事と遊びの垣根を超え、場所・時間・モノ・おカネに縛られないで生きていくために必要な心構えや具体的なトレーニング法が紹介されています。

本田直之さんは東京とハワイに拠点を持ち、世界中を移動しながら会社経営をはじめ講演や執筆など様々な活動を行っています。その傍らでトライアスロンやサーフィンなど趣味もしっかり謳歌しており、ワインに関しては趣味が高じてワイン講座の講師まで務めているという、好きな場所に住んで自由に働く「ノマドライフ」の実践者そのものです。

誰もがノマドライフを選択できる時代に

そんな誰しもが一度は憧れる、ノマドライフがネットやスマートフォンなどテクノロジーの発達により、誰もが選択できる時代になったと著者は言います。

ただし、ノマドライフは今すぐにできるものではなく、著者も今のスタイルを確立して順調に生活できるまでに20年もの歳月を費やしています。

今すぐに実践できるものとしては例えば、週に一回会社に行かない日を作る、所有物を半分にする、一回り以上違う世代と付き合うなど、今すぐ会社を辞めずとも挑戦できることばかりです。

ノマドに向いている人

ノマドライフを実践するには、ビジネスにおいても、生活においても、他人のせいにすることは出来ません。強い自己責任思考を持った自立した人は向いています。

また、収入は一時的に減るものだと受け入れられることも重要です。特に会社勤めを辞めて独立をしたり、海外移住などをしたりすれば、確実に収入は減ります。

「ノマドライフは、収入は一度下がりますが、続けるうちに上がってきます。なぜ上がるのか。ノマドライフは、続けていくと、ライフスタイルそのものがコンテンツになるからです。ライフスタイルを突き詰めるほどに生活や仕事のスキルが上がり、その上がったスキルからビジネスをクリエイトする能力がつくのです」

一方、ノマドライフに向いていない人はそれが良い悪いという話ではなく、「自由よりも一定の年収や安定を望む人、肩書きに弱い人」などと本田さんは述べます。

実際にノマドライフを目指すかは個人の自由ですが、新しい考え方などの発見があり、ノマドを目指さない人にも必見の内容でした。