大前研一氏が述べる20世紀と21世紀の違い

大前研一氏が述べる20世紀と21世紀の違い

もはや説明不要の世界を代表するコンサルタントである大前研一氏が「人・物・金」が重視される20世紀型の経営から今後の21世紀の経営で重要視されるのは「人・人・人」であると述べます。

21世紀を構成する4つの経済要素

20世紀は物とか土地とか、見えている経済であるのに対して、21世紀を構成する経済要素は4つあるそうです。

その4つとは、

1.従来のリアルな経済

2.サイバースペース上で築かれる富

サイバースペースにプラットフォームが出現して、そこの上で富を作ると。

3.グローバル

国境を人、金、物が全部動く世界

4.マルチプル

倍率、レバレッジのこと。例えば銀行に行って資金調達をするのではなく、資本市場で資金調達したりすること。

これらの4つ要素を使い切った見えないものを見る力を持った経営者が、21世紀の優秀な経営者になるのだといいます。

見えないものを見る力の養い方

その力の一番の養う方法は友達を持つことだと言います。友達といっても色々なことを議論できる見えないものを見る力を持った友達を持つことが重要で、そうしている間に、お互いに「ああ、そうだよな」と腑に落ちるところがあるはずです。

ウォルトディズニーが何もなかった土地にディズニーワールドを思い描いたように、未来にこんな形でできるんだって見えるイマジネーション力が21世紀非常に重要なスキルの1つのようです。

「人・物・金」から「人・人・人」へ

金は今コモディティになっており、経営に必須ではなくなってきている今、21世紀は優秀な人を大量にというよりも1人のスティーブジョブズやビルゲイツやラリーペイジのようなすごい人が注目される時代になっています。

先生に従っていても指導要領以上にはなれない

綺麗すぎる経歴で、エリートを地でいくような大前研一氏ですが、自分の経歴からは似つかない衝撃的な言葉を残しているので最後に紹介します。

「会社に行ったら上司の言うことを聞くと。上司の言うことを聞いたら、上司ぐらいにしかなりませんよ。親の言うことを聞いたら、親ぐらいにしかならな いよ。先生の言うことを聞いたら、指導要領ぐらいにしかならないですよ。こういう連中の言うことを聞かない人間がこれからは重要になってくるわけです。」

「ちゃんと先生の言うことを聞くのよ」とか「テレビなんか見てないで宿題しなさい」って言う家庭ではろくなやつ育たないですよ!

もう「宿題やるくらいだったら、ゲームでもやってなよ」というぐらいの親じゃないとダメですね。

1人のすごい人はレールから外れることで生まれるという大前研一氏の意見がとても象徴された意見で、彼がそう述べるところに時代の変化を感じます。