圧倒的な人気を誇るスターバックスの秘訣

圧倒的な人気を誇るスターバックスの秘訣

2014年、戦略的に上場を解消したスターバックスですが、2014年3月期の決算でも過去最高の売上と利益を計上するなど、スターバックスは圧倒的な人気を誇っています。

その人気は休日の都内などは行列が出来るほどです。このスターバックスの好調の秘密はどこにあるのでしょうか?

・好業績を牽引するフラペチーノ

スターバックスの数ある商品の中でも特に好業績を牽引するのはフラペチーノです。

日本においても、フラペチーノは2012年の春から独自の商品展開が進められ、非常に人気を博しています。

例えばスターバックスとして初めて生のバナナやイチゴをまるごと使ったフラペチーノの価格はトールの税込み650円以上と高額ながら夕方には売り切れになるなど、予想を上回る売れ行きが大変な話題となりました。

その結果、販売終了予定日を大幅に前倒しして販売終了となりました。なぜここまでフラペチーノが売れ続けるのか、スターバックスの広報部長は以下のように語ります。

フラペチーノ

期間限定の商品で再販売がほとんどない商品

まず、1つ目として、期間限定で発売時期を逃してしまえば二度と食べられないというポイントです。

フラペチーノは毎年4月から限定商品の発売が始まり、発売期間が終了すると、どんなに売れた商品でも同じ商品が販売されることはほとんどありません。一般的には、爆発的に売れた期間限定の商品は、「復刻」という形で再販売されるケースが多いです。

これは一度売れた商品だけに既に認知度が高く、ある程度の売上が見込めるためです。ところが、スターバックスではどんなに売れたとしても同じ商品を再販売することはあまり考えておりません。これは毎回驚きをお客さんに感じて喜んでもらおうという想いをスターバックスは重要視しているからです。そのため毎回毎回、顧客が驚くような新たな商品を開発することに挑戦しています。

・ソーシャルの拡散力

2つ目には、根強いファン顧客の情報発信力が挙げられます。フラペチーノのメイン顧客は若い女性であり、TwitterやFacebookなどを使いこなし、強力な情報発信力を持つ顧客層でもあります。このメイン顧客の“情報発信力”で、多くの顧客を集めているのです。

実際に2015年2月12日現在、スターバックスのFacebookページでは、116万を超える『いいね!』が押されています。これは、東京ディズニーリゾートや無印良品などを上回る数で国内企業のFacebookとしてはトップクラスの数字です。このスターバックスのファン顧客が、期間限定で発売される話題のフラペチーノの情報を「いいね!」などで拡散することにより、他の人の「自分も飲みたい!」という欲求を高め、多くの顧客が集まることにつながっていくのです。

・自宅と職場や学校に次ぐ“第3の場所”

高い商品開発力を誇るスターバックスですが、どんな商品を開発しても売れればすぐに同じような商品を他社が販売し始めてしまうため、商品力だけで顧客をつなぎ止めるのは実は非常に困難です。

そこで、「店内での最高の体験」、つまりスターバックスは、店舗を“サードプレイス”と位置付け、お客様にとって自宅と職場や学校に次ぐ“第3の場所”として快適に過ごしてもらうことを目指しています。接客マニュアルが存在しないスターバックスは常に店員が、来店されるお客様の表情や会話から「今、何を望んでいるのか?」を推測しお勧めするなど、お客様が店内で“最高の体験”ができるよう努力を惜しみません。

このようにスターバックスが提供する“環境”に非常に大きな価値を感じ、「コーヒーを飲むならスターバックスでなければならない」と強い想いを抱くファン客が一人また一人と増えていくことがスターバックスを成長に導く原動力となっているのです。