中国人旅行者の爆買い

中国人旅行者の爆買い

日本に訪れた外国人観光客が年間で日本に落とすお金の総額はいくらになるかご存知でしょうか?

その額はなんと総額で年間2兆305億円(14年、観光庁調べ)に登ります。そして2014年に過去最高を更新した訪日外国人観光客は、15年も引き続き大きな伸びがあると予測されています。

先日も中国人観光客が、春節(旧正月)を祝う2月18日から7日間の大型連休に大挙して日本に押し寄せ東京、大阪の百貨店に買い占めにやってきたことが大きなニュースになりました。

訪日外国人観光客の増加の背景

一連の外国人観光客の増加を加速したのは、日銀による量的緩和が円安に誘導した効果が大きいです。円安に加え、2014年10月に訪日観光客に対してすべての 商品への消費税免税適用を拡大した効果が重なり、訪日外国人観光客の消費総額は前年から43.3%も伸び、過去最高を記録しました。

消費の大半を買い物に費やす中国人旅行者

観光庁の調査によると中国の場合、買物代の中で1人あたり購入単価が最も高いのが、「カメラ・ビデオカメラ・時計」の約8.1万円。次に「電気製品」が約5.2万円、「服・かばん・靴」が4.9万円となっています。

日本滞在中(14年7月~9月)に消費税免税手続きをした割合は全体の国と地域で2割弱。一方の中国は4割近くが免税制度を利用しています。

中国からの旅行客は家電量販店などで電気製品をまとめ買いし、帰国後に親戚や知人らに配ったりもするといいます。観光局のアンケート調査をみても、中国人が日本滞在中に購入した商品の中で、『最も満足したもの』として、14%といちばん割合が高いのが電気製品となっています(「服・かばん・靴」は10%、「化粧 品・香水」は9.4%)。

観光客需要の奪い合い?

日本百貨店協会の統計によると、免税制度改正と中国の国慶節休暇が重なったことから、10月の訪日外国人向けの売上高、客数とも前年同月比で2倍以上に拡大し、単月ベースで過去最高となりました。

この「爆買い」特需に乗り遅れてはならぬと今、韓国では中国語学習ブームが起きています。化粧品販売店は従業員を中国語学校に派遣しています。韓国人の外国語の学習意欲は元々高いですが、今や中国語が必要なのは大企業の管理職だけではなく、露店の販売員であったとしても必須のようです。