エクソンモービルという巨大企業

エクソンモービルという巨大企業 

エクソンモービルは、アメリカ合衆国テキサス州を本拠地とする総合エネルギー企業で、国際石油資本であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社に挙げられています。

また民間石油会社としては世界最大の企業で有名な会社です。

この会社の規模はなんと世界200カ国以上でエネルギービジネスを展開しており、年間の売上高はタイやシンガポールのGDP以上です。その強靭な財務力と圧倒的な政治力を駆使し、米国の一企業にもかかわらず、独自の外交・政治活動を展開するほどです。

エクソンモービルの歴史

エクソンモービルは1999年に、エクソンとモービルが合併して出来た会社です。

元々は二社とも、ジョン・ロックフェラーが1870年に設立したスタンダード・オイルの流れをくむ企業でありました。スタンダード・オイル社は南北戦争の只中に作られたオハイオ州の組合を前身の機関としています。

しかし、その力が強すぎたため、1911年にアメリカ最高裁判所はスタンダードオイルを独占禁止法で34社に分割する判決を下しました。1社だったのが、34社に分割ってとてつもない企業だったということがわかります。。。一時は、アメリカの精油能力の90%を占めていたそうです。笑

34社の内の2つのうちの1つジャージースタンダード ( スタンダード石油会社ニュージャージー )は最終的にエクソンとなり、 もう1つのSocony ( スタンダード石油会社ニューヨーク)は、最終的にモービルになりました。

前身であるエクソンとモービルは、ともに第二次世界大戦後から1960年代まで、石油の生産をほぼ独占状態に置いた「セブン・シスターズ」と呼ばれる国際石油資本(メジャー)の1つでもありました。

そんなエクソンモービルという巨大企業の存在をあぶりだすノンフィクションの著書が『石油の帝国―エクソンモービルとアメリカのスーパーパワー』という本です。(「年間最優秀ビジネス書賞」を獲得)

著者 : スティーブ・コール、森義雅

¥ 3,204 /ダイヤモンド社

この本では米国最大最強企業であるエクソンモービルが世界中で繰り広げる資源獲得競争の舞台裏を余すところなく描いています。

エクソンとモービルの合併

1999年、石油会社最王手のエクソンが、大手のモービルを吸収合併し、エクソンモービルという世界最大の石油ガス生産会社が誕生した。

モービルとの合併は、エクソンを、売り上げ・純利益の面で世界最大規模の会社に押し上げただけでなく、もともと北米とヨーロッパに偏っていた同社の活動範囲を、全世界へと広げ、石油と天然ガスを追い求めるようになりました。

「大統領は次々と変わっても、エクソンモービルはエクソンモービルであり続ける」

この言葉はエクソンモービル前社長の言葉です。

エクソンモービルにとってみれば、株主の利益を最大化することが最も重要なので、

一国の油田開発などを行う際には米国政府以上のプレゼンスと発言力をもって地元の政治家と対峙することもあります。また、イラクではアメリカが対立するのに対し、同地域の油田を開発することあらかじめオバマ政権には何も知らせずに発表しました。

米国国内では、発言力が弱まることを懸念して政府から恩恵を受けることがないよう、あえて補助金は一切受け取らない強気の方針のようです。

反対に、化学製品規制、外交政策、気候変動問題に至るまで、その潤沢な資金とネットワークを投入し、米国政府を「教育」する方針を打ち出しています。

こうして全米最大で最も嫌われているエクソンモービルは生まれ、今や1企業の枠を超える影響力があると言っても過言ではありません、

アラスカ沖原油流出事故から、原油を求めて世界の紛争地帯に飛び込む。現地政府、軍隊、反政府勢力などと壮絶な競争を繰り広げつつ、米国政府を陰で動かすその姿を、ピューリッツアー賞受賞記者が数多くのインタビューと膨大な資料を基に描き出しています。