アディダスとプーマの意外な関係

アディダスとプーマの意外な関係

共にドイツの有名スポーツ用品メーカーであるアディダスとプーマ。

実はこの2つの会社の創業者は兄弟関係にあります。

ライト兄弟が協力して動力飛行機を発明したり、ウォルト・ディズニーが兄のロイ・ディズニーと協力してディズニー社を創業したのとは違い、この2人は兄弟ゲンカの末にそれぞれ創業しました。

・もともとはダスラー兄弟は仲が良かった?

兄弟がそれぞれの会社を創業する前は、実は協力して「ダスラー兄弟商会」という靴製造の会社を設立していました。

兄ルドルフ・ダスラーはセールス部門を担当し、弟のアドルフはプロダクト部門を担当していました。最初は兄弟が力を合わせてスポーツシューズを製造し、1936年に開催されたベルリンオリンピックをきっかけとして人気のブランドになっていきました。

しかしプロダクト開発に秀でた技術者の弟、アドルフ・ダスラーとセールスが得意な営業マンの兄ルドルフ・ダスラーはそれぞれの意見対立によりダスラー兄弟商会を解消。

兄ルドルフ・ダスラーはプーマを創業し、弟のアドルフ・ダスラーはアディダスを創業します。

アディダスVSプーマ

 

・兄弟のライバル意識が両社をトップブランドにした

弟アドルフはアディダス社を設立。兄ルドルフはRUDE(ルーダ)社を設立。翌年、プーマ社となります。

ちなみにアディダスとはアドルフの愛称「アディ」と「ダスラー」をつなげたものであり、プーマはルドルフの「ル」とダスラーの「ダ」を合わせたルーダ(Ruda)という会社名でしたが、後にプーマとなりました。

2つの会社は川を隔てて建ち、住民で会話するときもまずは相手の履いているシューズを確かめてから始めるといったほどでした。

この関係は、家業を継いだそれぞれの息子にも続き,いとこでありながらお互いに言葉を交わすことはなかったそうです。

その後はオリンピックや有名スポーツ選手を広告塔に使ったマネーゲームが始まり、ペレやマイケルジョーダンといった各スポーツ界のスーパースターにいかに自分たちのブランドを使ってもらうかという争いが絶え間なく続きました。

現在は、ご存じのように両社とも世界トップのスポーツブランドとして君臨しています。

ちなみにW杯でドイツ代表が着用しているのはアディダス社のユニフォームとなっております。お互いをライバル視したことが両社をトップブランドにのし上がる大きなモチベーションになっていたのは間違いなさそうです。